「悲哀」は嫌い?好き?さまざま感じ方があるかもわかんないけど、あながち悪いものじゃないんじゃないかな、「トニックウォーター」。そう感じない?

朧月夜には日本舞踊と酒を

HOME

凍えそうな木曜の午後に立ちっぱなしで

恐ろしいと感じるものはたくさんあるけれど、大海原が怖くて仕方ない。
しかも、タヒチやオーストラリアなどの淡い水色の海ではない。
もっと上を行くのが、日本海などの暗い海だ。
つい、水平線に囲まれている・・・なんて状態を想像して怖くなってしまう。
気分だけ味わってみたかったら、open water というシネマがベスト。
スキューバーで海上に取り残された夫婦の、会話のみで展開していく。
とにかく私にとって怖い内容だ。
もしかするとあり得るストーリーなので、感情移入は大変伝わると思う。

勢いで踊る家族と俺
今季は、近くの海に行っていないが、海に入りにとっても行きたい。
まだ、娘が幼いので、海には入らせないで遊ばせるぐらいですが、きっとおもしろがってくれるだろう。
とはいえ、まだ、パンパースをつけているので、子連れ以外の海水客の事を思ったら海につけない方がいいのではないだろうか。
それ用のオムツもあるが、場所によっては問題になっているらしいので。

凍えそうな土曜の夜に読書を

ここ最近のネイルサロンは、ジェルなど、非常に高い技が駆使されているようだ。
少しだけサービスしてもらえる招待状をいただいたので行ってみた。
人一倍、柄やシンプルさに関して、優柔なので、デザインを伝えるのに時間を使った。
親指だけシンプルなアートをしていただいて、かなり機嫌がよくなった。

雹が降った休日の明け方に想い出に浸る
小さな時から、本は好きでしたが、暇なときに、家の本棚や図書室にある本を読んでいました。
ちゃんと自分の意志で読むようになったのは、高校時代。
国語で、吉本ばななさんのムーンライトシャドウを学習してからです。
話は、恋人を失った主人公の、高校時代の回想からのスタートです。
恋人と死別してしまう経験はその時もそれからも、ありません。
だけど、高校時代の私に主人公の悲しい気持ちが乗り移ってきました。
今までにない感覚でした。
その子と、高校生の私の年齢が近かった事、それも原因だと考えています。
帰り道に、文庫本を購入したのが文庫本を購入した初めての体験です。
このストーリーは、「キッチン」に収録されている作品です。
随分昔のストーリーですが、ずっと人気のある素敵な本かもしれません。

泣きながら熱弁するあいつと冷たい雨

小説家、太宰治の「斜陽」がお気に入りの私は、海沿いの安田屋旅館に足を運んだ。
連れとして文庫本が割と好きな彼氏。
目的の安田屋旅館は、作家の太宰がこの本の章の一部を書くために宿泊した海沿いの旅館。
一歩進むと、ミシミシと、音がする。
ランチのついでに見せてもらったのが、太宰治が宿泊した二階にある小さな部屋。
富士が少しだけ、顔を出していた。
目の前の海の中には生け簀があった。
この辺は見どころが大いにある。

気どりながら大声を出す友人と冷めた夕飯
江國香織の話に登場する女の人は、陰と陽を持っていると思う。
結婚していて、他の男性と恋愛することを肯定化する。
遊びと、心底好きなのは旦那様だけのただ一人。
という女の人たちが多いような気がします。
不倫を陰だとすれば、旦那さまは陽。
突然スイッチが入ったように陰が出てくる。
旦那意外との恋愛に関する良い悪いは置いておいて、その女の人を凝視する。
私の中に新しい恋愛観や価値観が姿を見せることもある。

涼しい日曜の午後は読書を

小説家の江國香織の本に出てくる女性陣は、どことなくクレイジーだ。
例えば、東京タワーの詩史。
あと、がらくたの柊子。
それと、ウエハースの椅子の女性画家など。
江國香織の持ち合わせている性質を、文章にして表現した形かもしれない。
徹底的にクレイジーだと思うのが、神様のボートの葉子だ。
もしかしたら迎えに来る可能性もあるあのひとを待ち、たくさんの場所に引っ越しをする。
恋人を忘れることなく、再び会えると信じて。
最後には「ママは現実を生きていない」と、愛娘に言われるが、葉子には全然ピンとこない。
この部分が、この話の一番クレイジーなところだ。
個人的には、ウエハースの椅子にはなるべく座りたくないけれど、神様のボートには乗れる。
江國香織さんの書く、クレイジーだけどはかなくて頼りない登場人物が大大大好きだ。

どんよりした火曜の朝にカクテルを
太宰治の人間失格を読み切って、主役の葉ちゃんの想いも分かるかもしれないと考えた。
主役の葉ちゃんは人だったら誰しも抱えている感覚を、たくさん抱いている。
そんな部分を、自分自身に積み重ねないでビールだったり女性だったりで解消する。
最後は、飲み屋のママが「葉ちゃんは飲んでも飲まなくてもいい子だよ」と言う。
その一言で、葉ちゃんは世渡りが下手なんだと、必ず切なく感じてしまう。

雲の無い月曜の明け方にカクテルを

盆が間近になって、「とうろう」などの催しがほど近くで実施されている。
ほど近くのイベント会場では、竹やペットボトルで工作されたとうろうが据えられていた。
近所の観光施設では、晩に電気の照明はついてなくて、キャンドルの明かりだけなのは、ものすごく良かった。
竹や木に囲まれてろうそくがついていて、やさしい灯りになっていた。
温和な灯火が近くの樹々を明るくしていてすごく心地よかった。

一生懸命走る彼と濡れたTシャツ
本を読むことは好きだけど、全ての本が好きなはずはない。
わたしは、江國香織さんの作品に凄く魅力を感じる
もう長いこと同じ本を読み進めている状態だ。
ヒロインの梨果は、8年を共にした恋人の健吾に別れを告げられてしまうが、その原因である華子と一緒に住むようになるという奇抜な物語だ。
とにかくラストは衝撃的で、大胆な形だととれるが、最後まで読んだうえで内容を思い出すと「確かに、この終わり方はありえるかもしれないな」と思わされる。
それに、江國香織は、言葉のチョイスや登場させる音楽や、物などお洒落。
ミリンダが登場するとミリンダが飲みたくなるように書かれているし、べリンダ・カーライルや古内東子といった音楽がでてくるとついついCDをかけてしまう。
ワードチョイスの方法が得意なのだろう。
おまけに、悲しい美しさだと思った…なんてセンテンスがどこから飛び出してくるのだろう。
物の表し方に魅力を感じて、夜中に何度も同じ江國香織の文庫本を読んでしまう。
お気に入りの本との深夜の時間が夜更かしの発端なのだろう。

サイトコンテンツ